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気密性から繋がる建物の継ぎ目の話

気密性が大事なのが分かってくるといくつか勘所が見えてきます。

まずは家の継ぎ目。壁同士や床、天井とどうつながっていると隙間が無くなるのか。

続いて換気扇。風呂場やキッチン、トイレの換気口はどうなるんだろう。

最後に検査。本当に設計通り気密高く作られてるかを確認するには?

今回は家の継ぎ目に関して書きます。

隙間に気を使っている住宅メーカーのウェブサイトの中には部屋の中をサーモグラフィーで撮影した写真を載せているところがあります。

温度分布を見ると床と壁のところに低温になっている箇所があり、こういうところから隙間風が吹いている事がわかります。

この原因は
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窓の性能から繋がる気密性の話

窓の性能の決め手はもう一つあります。

それが気密性。

僕も馴染みは全くありませんでしたが、気密性のいいものはドレーキップという取っ手+気密パッキン構造で窓の開け閉めをします。取っ手をがっちゃんと締めることで窓と建物が密着し、隙間をパッキンで完全に塞ぎます。

日本で普通に使われてるのは引き違い窓ですよね。開け閉めが簡単で軽くていいのですが、それは遊びが大きいという意味でもあり、隙間が存在します。

で、この隙間に関する規定値を見ることが重要になってきます。

ここから先は窓だけでなく、家全体の話になるのですが(窓の気密性の数字が調べられない泣)、この規定値をC値と呼んで、1平方メートルあたりの隙間面積(平方センチメートル)で評価します。

この値、大手の住宅メーカーでもちゃんと測るところと測らないところがあったりと、大事な数字なのになおざりにされているのがなんとも不思議な話です。

だって壁に穴が空いているのと同じ意味ですからね、そこからどんどん熱の出入りがあるわけで、普通は穴が空いてたら塞ぎますよね。


ではどの程度のものなのか。

気密性に相当気を使っているところの住宅は0.3から0.4平方センチ/平方メートル。

対して大手住宅メーカーの実力は5平方センチ/平方メートルなんてのもあります。

穴の大きさとして考えたとき、6畳の立方体の部屋だとすると、前者が6×3センチの穴相当に対して後者がなんと25×10センチ相当の穴が空いている試算になります。

冬や夏に小窓が開きっぱなしみたいなもんです。

だからこの数字をきちんと管理することは重要だと思うワケです。


では気密性確保の為に窓はもちろん、他はどうするのか、続きます。


窓の性能

窓は大事。
家の熱の出入りは6割窓で行われてるらしいから、まずはここをしっかり対策しないといけない。

なんせ窓を背負って帰ってきたかった妻みたいな奇特な人もいるわけだし。

ということで窓の性能について調べてみました。

窓。構成してるのは2つ。ガラスと枠。
日本で普及してるのは1枚ガラスにアルミの枠サッシですよね。
一方、欧州のは3枚ガラス+樹脂または木製サッシ。この差があります。
日本でもペアガラスの樹脂アルミの複合サッシがようやく出て来てますが、まだまだ欧州には遠く及んでいません。

ではそれらの差はどのような数字になって、どういう体感の差があるのか?

営業の人が言う、結構違いますよ、は人によって感覚が異なる上に全く抽象的で心に響かないので、やはり数字が重要です。

熱の出入りの事なので、指標としては熱伝導率を使います。
しかしガラスとサッシで単品の伝導率は出せてもくっついた形としての総合の伝導率が無いといけません。

なのでメーカーが公表している数字を調べてみたわけですが、それが以下のものでした。

①欧州仕様 DAKO社製 3枚ガラス(PVC)+樹脂サッシ : 0.5W/m^2K

②まだレアな日本最新仕様 YKK社製 3枚ガラス+樹脂サッシ : 0.9W/m^2K

③日本で最近導入し始めてきた仕様: 2枚ガラス + 樹脂アルミサッシ : 約3.0W/m^2K

④日本で一般的な仕様: 1枚ガラス + アルミサッシ : 約4.5W/m^2K

となるようです。

でもこの単位だと体感としてどう違うのかわからないですよね。

ということで、伝熱学の本なんぞを紐解いて自分なりに計算してみました。
(合ってるかは不明ですが)

テストモデル
・6畳の部屋
・1.5×1mの窓がある
・壁や屋根からの熱の出入りは無し
・部屋の中は20度、外は0度

窓からの熱の逃げによって部屋の温度が10度下がる時間を計算。

① 440分(一晩ぐらいもつ)

②250分

③75分

④50分

うちの実家は古いので無論④の仕様ですが、昔ストーブで部屋を暖かくした後に火を消すとスーッと寒くなり始め、1時間もすると寒くて仕方がなかった記憶があります。

だいたい感覚とあうかもしれませんが、実際にはもっと発熱体やカーテンもあるので、厳密には違うかもしれません。

いずれにせよ、このぐらい違うという規模感ぐらいは正しいかと思ってます。

やっぱり随分違いますね。
①と②は数字としては小さいですが、時間換算すると歴然の差があります。

これを踏まえると、窓にお金をかけるべきかどうかは明白ですよね。

奇特な妻の言うことは正しかったワケです。背負って帰ってくるのを手伝わないといけないな

屋根の話

妻「あとは屋根ね」

夫「うちの実家の屋根裏は夏は激暑だったな」

妻「屋根は壁と同じような断熱が
必要なんだろうけど、より強力な断熱がないといけないよね」

夫「じゃあ壁と同じっていうことでひとまず」

妻「なんか考えるのに疲れたみたいなコメントね」

夫「そ、そんなことないよ😅」

妻「まあいいわ。とにかく家は内装やら設備やら見てくれではないわ!外皮性能よ!!」

夫「な、なんとオトコらしい‥」

これも詳しい数字はまた次回。



かくして、(頼もしい妻の先駆けで)僕らの家づくりが始まったのであった。

基礎と床の話

妻「うちの実家の床が寒いのは知ってるでしょ?」

夫「確かに。あれはなんで?」

妻「基礎の中を風を通しているからよ。でもって床が断熱されてない。だから外気温と同じ温度に伝熱してるの」

夫「夏は涼しいじゃん」

妻「夏はいいけど、冬も暖かくする両得がいいでしょう?」

夫「床暖房に頼った方がいいんじゃない?」

妻「ダメよ。そういうことをしなくても暖かい床が欲しいの」

夫「また難しいことを言う‥」


後日、基礎床構造を散々調べ回ると深基礎&基礎断熱が決め手という結論に至る。

その話はまた次回。
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